ついでに

録画していた『新宿アウトローぶっ飛ばせ』(1970年・日活/監督;藤田敏八)を観る。新宿を舞台に二人のアウトローと不良グループがマリファナをめぐって組織に挑むアクション映画。

出所した死神と呼ばれる西神勇次(渡哲也)を、マリファナの密売に手を出している松方直(原田芳雄)が迎えにきます。西神と松方は初対面でしたが、松方は恋人の笑子(梶芽衣子)から笑子の昔の恋人だった西神の凄さを聞いていたんですな。笑子の弟と3千万円のマリファナが行方不明になっており、それを取り戻すために松方は野獣のような西神を必要としていました。奪ったのは湯浅(今井健二)を会長とする友愛互助会。笑子の弟は、湯浅の仲間の殺し屋サソリ(成田三樹夫)に殺されたことがわかります。西神はサソリと因縁があり、松方と意気投合し、戦いを開始。松方の取引相手である不良グループの力哉(沖雅也)たちもマリファナを狙っており……

情け容赦なく相手を撃ち殺す成田三樹夫の存在感抜群。渡と原田に手を引けと迫り、梶芽衣子も不良グループも成田に撃ち殺されてしまいます。カメラワークに面白いところがありましたが、全体的には如何ってことのない作品で~す。