大晦日も西部劇

今年最後はDVDで『キャット・バルー』(1965年/監督:エリオット・シルヴァースタイン)を再見。無法者と一緒に父親の仇をうつ娘の活躍を描いたコミカル西部劇。

1894年のワイオミング、教師志願のお嬢さんキャサリンジェーン・フォンダ)は、町を支配するパーシヴァル(レジナルド・デニー)が差し向けた殺し屋ストローン(リー・マーヴィン)に牧場を営む父親を殺されたことから復讐を決意。牧場で働いていた先住民(トム・ナルディーニ)、キャサリンに恋している無法者クレイ(マイケル・カラン)とクレイの叔父ジェド(ドウェイン・ヒックマン)、そしてガンマンのシェリーン(リー・マーヴィンの二役)を従えて強盗団を結成。パーシヴァルの大金を運ぶ列車を襲い、キャット・バルーと呼ばれるお尋ね者になります。シェリーンは因縁のあるストローンと決着をつけ、キャサリンはパーシヴァルを色仕掛けで誘惑し射殺しますが……

コロンビア映画ロゴの女神が女ガンマンに変るオープニングに続き、本をめくるタイトルクレジットは洒落ています。物語は、ナット・キング・コールとスタッビー・ケイの歌うバラードに乗って楽しく、おかしく展開。マーヴィンが絶妙の二役を見せ、アカデミー賞主演男優賞を受賞。ジェーン・フォンダも生きのよいコメディエンヌぶりで、なんとも小気味よい作品となっていま~す。

レコードジャケットだけ見てサントラと勘違いしてゲットしたのが、ナット・キング・コールが歌う映画主題歌レコード。よく見ると“AND OTHER MOTION PICTURES”の表示があったんですけどね。