正月から西部劇

西部劇パーフェクトコレクションに収録されている『西部の反逆者』と『オクラホマ・アニー』を観る。

『西部の反逆者』(1946年/監督:ロバート・エメット・タンジー)は、シンギング・カウボーイのエディ・ディーンがインディアンの土地を奪おうとする悪党をやっつける物語。

町の権力者マシューズはイーグル・フェザー酋長(チーフ・サンダークラウド)の土地から銀が出ることを知り、酋長に追放された悪いインディアンを使って駅馬車を襲わせます。酋長が平和協定を破ったと偽り、軍に酋長の一族を強制的に排除させようと計画。インディアン管理官のエディ(エディ・ディーン)は、相棒のエズラ(エメット・リン)と捜査に乗り出しますが……

インディアンの少年が殺されたり、悪党たちを容赦なく撃ち殺したりと、一般的なシンギング・カウボーイ(人が死ぬことは、あまりない)とは少し色あいが違います。エディ・ディーンはカントリー歌手として知られていたみたいですが、私は知りませんでした。

オクラホマ・アニー』(1952年/監督:R・G・スプリングスティーン)は、祖母が保安官だったという雑貨屋の女性が自分も負けずに悪党退治するコミカル西部劇。雑貨屋のジュディ(ジュディ・カノーヴァ)は、保安官助手になりたくて新任保安官のダン(ジョン・ラッセル)に懇願。ダンは冗談で銀行強盗のカート(ロイ・バークロフト)を捕まえたら助手にすると約束。ジュディは雑貨屋へ弾薬を奪いにきたカートを色々な仕掛けで捕まえます。町は酒場経営者(グラント・ウィザーズ)と結託した監督官(フランク・ファーガソン)がカートたち無法者を使って悪事を働いており……

主演のジュディ・カノーヴァは騒がしい歌と笑いの歌手&喜劇役者として人気があったみたいですが、私は知りませんでした。日本でいえば笠置シヅ子みたいな存在か。ばたくさいギャグばかりで笑えない作品。それにしても、題名は意味不明で~す。