懐かしのクライム・アクション

録画していた『ゲッタウェイ』(1972年/監督:サム・ペキンパー)を再見。スティーブ・マックィーンが本領発揮のクライム・アクション。

服役中のマッコイ(スティーブ・マックィーン)は、仮釈放してもらうために妻のキャロル(アリ・マッグロー)を使って政治力のあるベイノン(ベン・ジョンソン)に依頼。ベイノンの裏工作でマッコイは釈放されますが、見返りとして銀行強盗することを要求。妻で犯罪の相棒であるキャロル、ベイノンが雇ったルディ(アル・レッティエリ)とフランク(ボー・ホプキンス)たちと銀行を襲い50万ドルの強奪に成功。ルディは金を独り占めしようとフランクを殺し、マッコイを襲いますが逆に撃たれます。ベイノンは銀行の理事である弟が横領した25万ドルを隠蔽するためにマッコイたちに銀行を襲わせ、被害総額が75万ドルということを知ったマッコイを殺そうとしますが、キャロルに撃ち殺され、マッコイとキャロルはメキシコへ向けて逃走。傷を負ったルディと、手下を従えたベイノンの弟だけでなく、警察も二人を追い……

マックィーンはポンプ式ショットガンを撃ちまくり、悪党どもをなぎ倒し、パトカーをブチ壊します。まさに痛快アクション。ラストでスリム・ピケンズに助けられるのは御都合主義ですが、魅力あるマックィーンだから、これでいいのだ。ウォルター・ヒルの脚本、クインシー・ジョーンズの音楽と、スタッフも一流で~す。