西部の男ゲーリー・クーパー

nostalji2005-06-27

1962年6月に発行された勁文社ソノシートに掲載されている「ウエスタン男番付表」(解説:石川初太郎)によると東の横綱はゲ−リー・クーパーとなっています。西はもちろんジョン・ウェインね。62年といえば既にクーパーは亡くなっているのですが、根強い人気のあったことがわかります。でもって、クーパーについて書くために『西部の男』(1940年/監督:ウィリアム・ワイラー)を再見しました。
前回観た時は、ウォルター・ブレナンの巧さばかりが目についたのですが、クーパーも味のある演技をしていますよ。セリフは上手とはいえませんが、何気ない仕種(クーパーが意図してやっていると私は考えています)で心の動きを表現しています。それは、まさに西部男の佇まいといった感じです。それから、今回気づいたのが、葬儀屋の存在感です。何という役者か知りませんが、バツグンの表現力を持っていました。セリフがなかったところを見ると、サイレントの役者なのかなァ。画像右下が葬儀屋。クーパーが入る棺桶のサイズをコッソリ測っているんですよ。なぜ棺桶が必要になるかと考えたのは……HP:西部劇シネマ館の「私的西部劇映画史」に『東の横綱ゲーリー・クーパー』をアップ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/seibusi3/sengosi4.htm