現代・アメリカ・映画

nostalji2005-07-11

田中英司:著の『現代・アメリカ・映画』(河出書房新社:2004年4月20日、初版発行)を読了。1999年以降のアメリカ映画について論評しています。最近の「ハリウッドでは、映画作家が自由になればなるほど映画作家の腕が落ちる」というのは当たっていますね。内容のない大騒ぎするだけの大作に堕してしまった監督の多いことよ。アメリカ映画ほど商業主義に徹しているものはなく、最近は益々この傾向が強まってきていますね。“イイ映画”でなく“面白い映画”優先なんです。ハリウッド全盛時は、ゆとりがあったので儲けのない“イイ映画”が作られていたんですけどね。私は高尚な映画ファンでないので、面白ければいいんですが、幼稚なのは困りま〜す。