顔の大きさは力士

nostalji2005-07-12

パソコンメーカーから電話があり、ウィルスでシステムが壊されたとのこと。再インストールして購入した状態にして戻すという連絡がありました。データーは全てバックアップしていたので、困ることはありませ〜ん。
ビデオの整理のため、ラベルの貼ってないビデオを再生してみる。『土俵祭』と『決闘鍵屋の辻』は録画したまま未見でした。どちらも黒澤明が脚本を書いており、“黒澤明”特集か何かの時に録画したんでしょうねェ。『土俵祭』(1944年・大映/監督:丸根賛太郎)は、横綱を目指して、四股名を日本一の富士ノ山にした若者(片岡千恵蔵)が、兄弟子のイジメにあいながらも一人前の相撲取りとして成長していく物語。貧弱な体格で相撲をとっても、迫力は出てきません。千恵蔵は顔だけはデカイんですけどね。黒澤明片岡千恵蔵の珍品として記憶しておきましょう。画像は、横綱片岡千恵蔵
『決闘鍵屋の辻』(1952年・東宝/監督:森一生)は、黒澤明の脚本による史実に基づいた実説・荒木又右衛門。オープニングでいきなり又右衛門の36人斬り伊賀上野の仇討ちシーンが出てきますが、あれは伝説であって真実はこうだよ、とナレーションが入ります。当時としては異色時代劇といえるでしょうね。又右衛門の従者役の加東大介と、鍵屋の親父役の高堂国典の演技の素晴らしさもあって、すぐれた時代劇といえます。だけど、リアリズムに徹したあまり、面白味のないチャンバラ映画になっています。カッコヨサがないんですから。