『新選組血風録』の続き

nostalji2006-05-30

新選組血風録』の#22「海鳴りが呼ぶ」と#24「風去りぬ」を観る。
「海鳴りが呼ぶ」は、鳥羽伏見の戦いで負傷した山崎蒸の最期を描いた作品。山崎蒸が江戸への航行中、富士山丸の船上で死に、紀州沖で水葬されたことは新選組史では常識となっていますが、これも謎なんですよ。元ネタが子母沢寛の『新選組始末記』でして、他の文献を細かく検証していくと、色々矛盾があるんです。富士山丸に乗らずに大坂で死亡していたらドラマにならないんですけどね。山崎蒸を一途に想う婚約者役で小川知子が出演していましたが、『夕べの秘密』がヒットする前の新人時代です。
「風去りぬ」は、江戸に帰った沖田総司が植木屋の離れで最期を迎えるまでの物語。死を感じながら、普段と変わらぬ気持ちで土方たち新選組の仲間たちと交流する沖田総司を島田順司が好演しています。沖田=島田がピッタリくる作品でした。ちなみに映画で沖田総司を演じた役者は、私が記憶している範囲では、河原崎長一郎北大路欣也草刈正雄中村錦之助、松本錦四郎、若山富三郎、牧瀬理穂、明石屋さんま、といますが、題名が全部わかる人は時代劇ファンとして合格点をあげましょう。
岡田真澄さんが亡くなる。享年70歳。俳優としてビッグネームであり、出演本数も多いのですが、代表作となると思い浮かびません。私としては、『マグマ大使』のマモル君の父親役ですかね。画像は『マグマ大使』の村上ファミリー。江木俊夫・八代万智子も顔を揃えています。