同じことは続くもの

nostalji2006-06-04

知人(メールのやりとりするだけで顔は知らない)から送られてきた『新選組血風録』と『燃えよ剣』を観終えたら、友人(逢って飲み食いする間柄)から大友柳太朗のビデオ『花嫁隠密』が送られてきました。
でもって早速、『花嫁隠密』(1941年・新興/監督:仁科紀彦)を観る。大友柳太朗が鬘・付髭・黒マスクのナポレオン服を着た神出鬼没の怪人物となって活躍します。普段はヘラヘラ笑っている馬鹿息子が、実は快男児というのは、『快傑ゾロ』と同じですね。ダグラス・フェアバンクスの『奇傑ゾロ』が大評判となり、戦前のチャンバラ映画に多大な影響を与えているのですが、この作品もその一つです。大友はんの演技はお世辞にも上手いとはいえませんが、スパイとして働くために花嫁となった高山広子に勤皇理論を説いてきかせるシーンは、生真面目な大友はんの性格が出ていて微笑ましくなりました。ラストの処理はとってつけた感じで気に入らないのですが、現在では失った兄弟愛・夫婦道といった戦前のモラルが機軸となっている娯楽時代劇なので満足で〜す。
画像は『花嫁隠密』の大友柳太朗と高山広子。
HP:チャンバラワールドの「大友柳太朗の部屋」に追加アップ⇒http://www.asahi-net.or.jp/~uy7k-ymst/orm5/orm55.htm
阪急ホールディングス村上ファンドの所有する阪神株を買取ることになり、阪急と阪神の統合が確実になった。東京でいえば、横浜方面を主力路線としている東急と京急が統合するようなものですかね。大阪−神戸間の方が商圏が狭いので、影響はもっと大きいでしょうが……