考証で見せる『ヤングガン』

nostalji2007-02-11

ビデオで『ヤングガン』(1988年/監督:クリストファー・ケイン)を観る。部分的にはおかしいところもあるのですが、レギュレーターズとサンタフェ・リング一派の対立などリンカン郡の戦いを史実に最も近い形で描いています。何といってもエミリオ・エステベスのビリーが抜群です。まさに不良少年そのもので、深く考えずに暴走するところはビリーの実像に一番近いような気がしますね。銃器や衣装にも凝っており、リアル派西部劇ファンを嬉しがらせる傑作です。ビリーが使っていたと云われるコルト・ライトニングが登場するのは、テレビ西部劇の『西部の対決』でクルー・ギャラガーのビリーが使っていたのがあるだけで、映画ではこの作品だけですからね。映画としての演出面は、マクラグレンやペキンパーの方が優れていますが、現代感覚にマッチしたという点では、この作品に軍配を上げざるを得ません。
三国志Ⅹ』は、西北で戦役を起こす。長安→漢中→武都を攻略した後、全軍勢を率いて安定→天水→西平→武威と簡単に攻略しました。事前に巴蜀から通じる関を全て支配して蜀軍の応援部隊をカットできたので、短時間で片付きましたよ。