読みかけは最後まで

nostalji2007-02-18

大会で知り合った人と帰京。新幹線の中でも、喋りっぱなしです。我ながら好きだねェ。都内は東京マラソンでゴタゴタしているかと思い、どこにも立寄らず大宮まで真直ぐ帰り、駅構内のCDショップで格安DVDの『姿なき訪問者』、『砂漠の三銃士』、『百万弗の人魚』を購入しました。380円DVDがリリースされなくなり、在庫も残り僅かとなっていました。
行きの新幹線の中で読んで途中までだった城昌幸:著の『若さま侍』(中央文庫:2003年1月25日初版発行)を読了。縄田一男の編集により、短編5作品と“若さま侍”の原点となった“居候剣法”1作品が掲載されています。“むっつり右門”や“銭形平次”と同じように、戦前から終戦直後にかけての時代小説ヒーローだと思っていたのですが、縄田一男氏の解説で1968年まで書かれていたと知って驚きました。“若さま侍”といえば大川橋蔵のイメージで、東映シリーズはそれ以前に作られなくなっていましたからね。でもって小説ですが、映画のようなチャンバラを楽しむ時代小説でなく、また“隅の老人”のようなトリックを楽しむ推理小説でもなく、雰囲気を楽しむ捕物小説で〜す。