開始までが長かったので

nostalji2007-06-03

結婚式は、ホテル内のチャペル。キリスト教徒でもないのに、と思ったけど、日本人(私もそうだけど)は宗教と生活が絡んでいないので、何だって構わないんですよねェ。神前結婚だって、神道とは縁のない生活をしているんですから。娘を持ったら、参列者の一人にすぎない神前結婚より、一緒に娘と歩く“花嫁の父”も悪くないかもしれません。
結婚式が13時30分からだったのと、新幹線での帰京と、時間がタップリあったので、小林信彦:著の『おかしな男 渥美清』(新潮文庫:2003年8月1日第1刷発行)を読了。“渥美清=寅さん”といった評伝の多い中で、渥美清の人物像を見据えた小林信彦でなければ書けない人物評伝です。私が渥美清を知ったのは、“丈夫で長持ち”のギャグをとばしていた『夢で逢いましょう』で、笑えるコメディアンの代表でした。生一本だがドジな男というのが、渥美清に抱いていたキャラのイメージでしたね。寅さんも渥美清のワン・オブ・ゼムに過ぎない感じがして、最初の2本しか観ていません。何故、あれほどまでのヒットシリーズになったか分からなかったのですが、この本を読んで理解できましたよ。とにかく、書かれていることが客観的で克明なので納得できるので〜す。