神話の共通性

nostalji2010-03-10

大林太良:著の『日本神話の起源』(徳間文庫:1990年2月15日初版発行)を読了。『古事記』『日本書紀』『風土記』で伝えられる日本神話を、朝鮮・中国・東南アジア・モンゴル・オセアニア・シベリアに伝わる神話を収集し、比較することによって、日本民族・日本文化の起源と系統をたどっています。日本は外からの諸文化がはいってくるだけの“行き止まり”地域で、多種多様の要素が混成して一体となった文化を作り出したと云われており、日本へのルートとしては、北方(樺太・シベリア・沿海州)ルート・朝鮮ルート・東シナ海ルート・沖縄ルート・南洋ルートがあって、それらの地域の神話が日本神話を形成したことは納得がいきま〜す。
録画していた『史上最大の作戦』を再見。主題歌を作ったポール・アンカの出演シーンを確認するために、適当に早送りして観たのですが、1950〜60年代のスターたちが顔を揃えており、懐かしかったですね。ジョン・ウェインの部下の3人の下士官(スチュアート・ホイットマン、トム・トライオン、スティーブ・フォレスト)なんて、最近の映画ファンは知らないだろうな。ちなみに、ポール・アンカは、オック岬上陸レンジャー部隊の兵士役(上官はロバート・ワグナーね)で出ていました。海岸に釘付けになったロバート・ミッチャム師団長が総攻撃にあたって言ったセリフ「二種類の者だけがこの浜に残る。死んだ者と死にゆく者だ」は、“人間には二種類ある”の元ネタになったことに初めて気づきましたよォ。