懐かしの映画

nostalji2010-09-28

録画していた『太陽の下の18歳』(1962年/監督:カミロ・マストロチンクエ)を観る。中学校時代に観て以来の再見です。カトリーヌ・スパーク主演の青春映画ね。スパークのファンだった友人と一緒に観に行ったんですよ。ファンといっても、それまで彼女の映画は1本も観たことはなく、雑誌のグラビアを見てファンになっていたんですけどね。
内容は夏のバカンス(死語かな)で、ナポリ沖合いのイスキア島に3人の若者がやってきます。その中の一人がジャンニ・ガルコで、船の中でカトリーヌ・スパークと知り合うんですな。島には彼らと同様な6人の若者がいて、たちまち意気投合します。若者たちは恋を求めて行動開始。ガルコとスパークは同姓同名だったために、ホテルの間違いで同室になってしまいます。出会った時から感じ合うものがあった二人は、ケンカをしながらも仲良くなっていきます。単純なストーリー展開で、お世辞にも名作とは言えませんが、ボサノバやツイストといった当時流行していたリズムが各シーンで流れ、1960年代の明るい青春謳歌に溢れた楽しい作品です。
画像は、『太陽の下の18歳』のレコードジャケット。劇中で使われた、ジミー・フォンタナが歌う「太陽の下の18歳」と、ジャンニ・モランディが歌う「サンライト・ツイスト」が収録されています。作曲は音楽を担当したエンニオ・モリコーネね。「サンライト・ツイスト」は大ヒットしたのですが、モリコーネの名を知ることはなく、私がモリコーネを知ったのはマカロニウエスタン『荒野の用心棒』からでした。マカロニといえば、『二匹の流れ星』にジャンニ・ガルコが主演しているのですが、ゲーリー・ハドソンなんて変名を使っていたので、最初はわかりませんでしたよォ。