違いが目的で

nostalji2010-09-29

韓国時代劇『王道(ワンド)』の最終回を観る。現在BS2で放送中の『イ・サン』の主要登場人物のひとりであるホン・グギョンを主人公にした物語です。ホン一族は世孫の母・恵嬪(ヘビン)の親類筋にあたりますが、グギョンの家は没落しているんですな。恵嬪の叔父は、和媛(ファワン)とチョン・フギョムの勢力に属しており、貞純王妃とキム・ギジュの勢力と対立しています。両派とも世孫の廃嫡を狙っており、世孫の側で仕えることになったグギョンは、両派が仕掛けてくる罠から世孫を守り、世孫の信頼をえます。そして、キム・ギジュを利用してチョン・フギョムを倒し、世孫の父であるサド世子謀殺事件を暴いてキム・ギジュを追放します。世孫を22代朝鮮王にしたグギョンは権力を手中にし、王と国のために改革を進めますが次第に権力欲に取りつかれていくんです。
恋人がいる妹を王の側室(敬嬪)にして権力の頂点に昇り、王命の名のもとに独断で事を進めます。しかし、敬嬪が死に、物乞いの仲間だった過去が暴かれ、王からも信用を失い、最後は身分を剥奪され故郷に追放されるのです。
グギョンの前半生はよくわかっておらず、『イ・サン』でも貴族の身分では考えられない肥汲み仕事をしているシーンがありましたね。妹の敬嬪も急死したようです。『イ・サン』と比べると、現代受けしない堅苦しい内容で、演技も古臭いですね。ドラマとしての面白味はありませんが、『イ・サン』との違いを楽しみに最後まで観たので〜す。画像は、ホン・グギョン役のキム・ヨンチョル。権力者の役が似合う個性派といえます。
久しぶりにHP:放出美級迷画座を更新⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/koram2/joyu101.htm