正しきB級西部劇

nostalji2010-10-20

ビデオで『ダイナマイト・ライダー』(1937年/監督:ハリー・フレイザー)を観る。弟の死に不審を持った元騎馬警官の兄(カーミット・メイナード)が、事件の真相を暴き、悪党退治をするB級西部劇です。B級映画というと、私もそうなんですが、一般的に低予算映画の意味合いで使っていますが、それに上映時間が1時間前後という条件を加えないと正しくないようです。この作品の上映時間は56分で正統的B級西部劇です。
主演のカーミット・メイナードは騎馬警官を主人公にしたB級西部劇で活躍しました。1933年のロデオチャンピオンで、乗馬は御手のもの。愛馬ロッキーに乗り、颯爽とした追いかけシーンを見せてくれます。演技は二の次ね。コメディリリーフの老人や、床屋でのコメディ・シーンを盛り込んで、B級西部劇らしい展開(命を狙われたのに、ノンビリ床屋で身だしなみを整えるなんてね)となっています。床屋で楽隊が歌を歌っているシーンなんて初めて見ましたよ。主人公が手をくださなくても、悪はかってに滅びていくので〜す。画像中央が、カーミット・メイナード