快作ウエスタン

nostalji2012-02-20

DVDデッキに保存したままの西部劇『マーヴェリック』(1994年/監督:リチャード・ドナー)を再見。ミシシッピー河の蒸気船で開催される賞金50万ドルのポーカー大会に出場するためには参加費として2万5千ドルが必要で、ブレット・マーヴェリック(メル・ギブソン)は不足する3千ドルを集めるために四苦八苦。これに美人賭博師アナベルジョディ・フォスター)と保安官ゼーン・クーパー(ジェームズ・ガーナー)が絡んで、無法者やインディアン相手の冒険がコミカルに描かれるのが前半ね。後半は提督(ジェームズ・コバーン)が主催するポーカー大会となります。後半よりも、旧知のインディアン(グラハム・グリーン)とのやりとりや、暴走する駅馬車でのアクションなど、西部劇のパロディ満載の前半の方が面白いです。
この作品は、往年の人気テレビ西部劇『マーベリック』のリメイクで、テレビ版のブレットはジェームズ・ガーナーね。ゼーン・クーパーと名乗っていますが、実はブレットの父親だったというオチがついています。ゼーン・クーパーというのも、西部小説家のゼーン・グレイと『真昼の決闘』のゲーリー・クーパーからとったものでしょう。ロバート・フラー、ダグ・マクルーア、ウィル・ハッチンス、ポール・ブラインガーなど往年のテレビ西部劇スターがご祝儀カメオ出演していたのは嬉しいですね。1980年代以降はリアルな西部劇が主流となりましたが、明るく愉しい西部劇も好いもので〜す。