古いキネマ旬報(1961年3月上旬号)をながめる。表紙はジーナ・ロロブリジダのイラスト。1961年新年特別号はブリジッド・バルドー、1961年2月特別号はシャーリー・マクレーンのイラストを表紙に使っており、大スターの写真使用は高かったためですかね。本号の特集は、“今日と未来の映画”と“日本の映画ライブラリー”で、京橋にある東京フィルムセンターがまだ建設されておらず、フィルム管理の貧しい現実を嘆いています。早くできていれば、戦前の貴重なフィルムが、もっと発掘できたと思うのですが、文化事業に対する政府の反応の鈍さは今も昔も変わりません。ところで、1961年新年特別号の日本映画スチル・コンテストの結果が発表されていて、私が選んだ『黄線地帯』は20位内にも入っていませんでした。選者にB級映画はスチールもB級という固定観念があったからじゃないかな。
昨夜は、柔道の決勝を観て寝る。福見はメダルを獲れませんでしたが、平岡は銀。メダルを争う選手の実力は紙一重で、その時の勢いとか、体調などで勝敗が左右されそうです。今朝見た水泳の男子400個人メドレーで萩野が銅を獲ったのは、まさに勢いでしたね。フェルプスがメダルを獲れなかったことに時代を感じますが、北島も絶対じゃないので心配で〜す。