打切り作品と知りながら

nostalji2012-12-31

録画していた『THE RIVER 呪いの川(全8話)』を一挙に観る。スピルバーグが手掛けたホラーアドベンチャーミステリーです。2話までは観ていたのですが、第1シーズンだけで打切りになったと知って観るのをやめたのね。だけど、海外ドラマに詳しいM君から、続きはあるものの一応完結していると聞いて、一挙放送があったので3話から最後まで観ました。
でもって、どんなストーリーかというと、世界的に有名な冒険家のコール博士が、“謎の魔力”を調べに行ってアマゾン奥地で行方不明になるんですな。失踪から6ケ月後、博士の所在を示すビーコンが鳴り、博士の妻テスと息子のリンカーンが捜索に行くのですが、資金援助したテレビクルーが取材のために同行します。アマゾン河支流の地図にもない場所で、彼らは様々な不可思議な事件に遭遇し、傷ついたり死んだりするのね。事件の正体は不気味な原住民、悪霊、幽霊などで、回を追うごとに現実離れしてきて、シラケましたよ。それと、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のように取材カメラ映像を通して緊迫感を盛り上げる演出は、長丁場のテレビシリーズでは似たような場面の繰り返しとなって効果があるとは思えません。
行方不明となった博士と再会し、無事脱出と思いきや、河の位置が変わり、魔界に閉じ込められたままエンド。“魔力の根源”を見つけない限り脱出できないという設定のラストにしていますが、博士捜索の物語は完結しているので支障のない最終回でしたね。
『テラノバ』も第1シーズンだけで打切りになっており、スピルバーグの名前もテレビシリーズでは神通力がないようで〜す。