昨夜はCATVでWBCのオランダ対キューバ戦と、『鬼平犯科帳(丹波哲郎版)』の最終回「密偵たちの宴」を観る。全26話で1975年4月から9月までNET(現:テレビ朝日)系列で放送されていたのですが、リアルタイムでは全然観ていません。その前の松本幸四郎(白鸚)版は結構観ていたんですけどね。今回、全話観賞。音楽は前作と同じ山下毅雄で、テーマ曲も前作のものをアレンジしたものでした。前作からの出演は、木村忠吾役の古今亭志ん朝ね。真にはまり役でした。原作は同じでも、脚本家が違えば趣きも異なります。同じ原作・同じ脚本家でも、役者が違えばこれまた趣きが違います。これが観る楽しみなんですけどね。本日からは萬屋錦之介版で〜す。
オランダ対キューバ戦はオランダが7−6でサヨナラ勝ちし、決勝トーナメントに進出。キューバがオランダに二度も負けるなんてね。実力的にはキューバの方が上ですが、キューバの監督には問題がありそうです。選手個々に指図し、感情もあらわに大声で怒鳴っていました。オランダの選手はカリブ海のオランダ領アニティル出身で、キューバと同じスペイン語圏なのでキューバの監督の言っていることは丸聞こえ。作戦なんか筒抜けのような気がします。主将の三塁手ともうまくいってないようで、内部崩壊が敗因じゃないかな。
声優の納谷悟朗(83歳)さんが亡くなる。テレビの洋画劇場が華やかなりし頃、チャールトン・ヘストン=納谷悟朗でした。西部劇ではロバート・ライアン。それと、マカロニのリー・ヴァン・クリーフね。ジョン・ウェインの声は、小林昭二の方が強く印象に残っていますが、納谷さんも捨てがたい味がありました。生の声より、吹き替えの方がしっくりくる声優が少なくなりましたねェ。