アンソニー・マンの傑作西部劇

nostalji2013-03-24

録画したままだった西部劇『ウィンチェスター銃‘73』(1950年/監督:アンソニー・マン)を観る。ダッジシティの射撃大会賞品ウィンチェスター銃‘73の名銃が転々と人の手に渡り、それに関係する人間ドラマとアクションが展開していくロードムーヴィ型西部劇です。
リン・マカダム(ジェームズ・スチュアート)は仇敵を追って、相棒のハイスペード(ミラード・ミッチェル)と射撃大会で賑わうダッジシティにやってきます。そこで、ダッチ・ヘンリー(スティーブン・マクナリー)と名を変えて大会に出場する仇敵を見つけ、リンも出場してヘンリーを決勝戦で破り優勝するのね。しかし、ヘンリーに不意を襲われて賞品の“千に一挺”という名銃を奪われ逃げられてしまいます。ヘンリーは荒野の交易所で悪徳商人ラモント(ジョン・マッキンタイア)とのポーカーで銃をまきあげあれ、ラモントはインディアンの酋長ヤング・ブル(ロック・ハドソン)にオンボロ銃を騙し売ろうとして殺され、名銃はヤング・ブルの手に。リンがダッジで出会った酒場の女ローラ(シェリー・ウィンタース)と許婚者のスティーブ(チャールズ・ドレーク)は、ヤング・ブルに襲われて騎兵隊の野営地に逃げ込み、リンとハイスペードもインディアンに追われて逃げ込んできます。インディアンと騎兵隊の銃撃戦がはじまり、リンがヤング・ブルを撃ち倒して危機から脱出ね。騎兵隊士の中にデビューしたばかりのトニー・カーティスがいるんですよ。
銃は拾われてスティーブの手に渡りますが、スティーブは無法者の一味で、保安官一党に追われて逃げ込んできたボスのジョニー・ディーン(ダン・デュリエ)に殺され、銃を奪われます。ディーンはローラを連れてタスコサの銀行襲撃をたくらむヘンリーの隠れ家に行き、ヘンリーに銃をとりあげられるのね。タスコサの酒場でリンはディーンを撃ち、その銃声でヘンリーの銀行襲撃は失敗し、ヘンリーは岩山に逃げ込み、追ってきたリンと対決です。
リンとヘンリーは兄弟で、父を殺して家を出たヘンリーへの復讐という骨肉の争いがこの作品の基軸にあるのですが、名銃をめぐるドラマに力点がおかれているので、ドロドロした暗い部分が薄められ、西部劇の面白さに満ちた私好みの作品になっていま〜す。
PS2のゲーム『レッド・デッド・リボルバー』のステージ16「脱出」をクリア。レッドが所持している武器はナイフだけなので、敵を殺して、敵の銃器を拾いながら進んでいきます。弾丸数が少ないので、こっそり近づいてナイフで倒し、弾丸を増やしていくのね。牢獄の骸骨から手に入れた毒薬瓶も使ってね。鍵を見つけて、通路を開くとマップを見ることができるようになり、脱出口を目ざして進みます。脱出口までには4つの鍵が必要で、武器を使い分けて体力(ライフ)の消耗を防ぎながら敵を倒すのね。牢獄の女を救うと、最後の鍵の場所と女のキスでライフの上限アップと体力完全回復し、最後の対決へ。1対3の決闘に勝利して迷宮からの脱出です。