雰囲気が似ている

nostalji2014-04-02

西部劇DVDの『高原児』(1947年/監督:ラオール・ウォルシュ)を観る。駅馬車会社の探偵(バートン・マクレーン)に頼まれた賭博師(デニス・モーガン)が、詩人(ブルース・ベネット)とよばれる謎の駅馬車強盗を捜査する物語です。主人公に絡むのが、詩人に先をこされたサンダンス・キッドアーサー・ケネディ)の強盗一味と、駅馬車で知りあった詩人の妻(ジェーン・ワイマン)と酒場の歌姫(ジャニス・ペイジ)ね。サンダンスの手下にトム・タイラーやボブ・スティールなど、かつてのB西部劇スターがおり、傍役は充実しています。
ラオール・ウォルシュはユーモアと色気を交えて軽妙なアクション西部劇に仕上げています。主人公がポーカーの名人で、口達者で相手を煙に巻くところや、身辺の危険を巧みにかわす機知など、雰囲気的にはテレビ西部劇『マーベリック』を思い浮かべました。同じワーナー・ブラザースなので、この作品から『マーベリック』が発案されたのかな。