新解釈したくても

nostalji2014-06-03

韓国時代劇『大風水』の最終回を観る。主人公は架空の人物・風水師のチサン(チソン)ですが、高麗末期を舞台にした一応歴史ドラマです。恭愍王の時代から李成桂チ・ジニ)による朝鮮王朝建国までの歴史上の重要な事件を新たな観点から描いたといえば聞こえはいいですが、講釈師が張扇たたいて語る講談ですね。同時代を扱ったドラマとして、過去に比較的文献に基づいて描いた『辛盹(シンドン)』と『龍の涙』がありましたが、歴史資料が少なく、新たな史料も見つかっていないようですから新解釈は創作ということになるのでしょう。
先日の『天命』や、このドラマの最初の方とリンクする『信義(シンイ)』など架空の人物が実在の人物と絡む時代劇が最近多くなっていますが、史実を変えることはできないのでラストはどれも消化不良が多いで〜す。