ゴルゴ13は不老不死

nostalji2016-03-28

帰京の新幹線で読もうと駅の売店で購入したさいとう・たかを:著の『ゴルゴ13戦後の闇』(SPコミックス・コンパクト:2015年8月19日初版発行)を読了。“ゴルゴ13”を読むのは何年振りだろう。昔は大ファンで単行本を揃えていたんですけどね。引っ越しの折に、古本屋にまとめて処分して読む気が失せて以来です。
ビッグコミック』の1969年1月号(当初は月刊)から連載が始まり、現在も連載中という長寿劇画。『ゴルゴ13戦後の闇』に掲載されていたエピソードは、「白い皇軍」(1994年9月初出)、「暗黒海流」(1980年1月初出)。「“E”工作」(1995年8月初出)、「闇の封印」(1984年1月初出)、「50年目の亡霊」(1995年8月初出)の5作品です。全て日本を舞台にしたエピソードで、「暗黒海流」だけは以前に読んでいました。
当初は殺しのテクニックを中心としたアクション満載でしたが、殺しのネタがつきたのか世界情勢や時事問題が物語の中心となりゴルゴ13は物語に結末をつけるパーツに過ぎなくなっていきました。『ゴルゴ13戦後の闇』でも、ゴルゴ13の殺しのテクニックより政治情勢が中心の物語になっています。それはそれで面白いのですが、ゴルゴ13の魅力はあっと驚く神業的射撃テクニックで〜す。