ついでに

nostalji2016-05-18

西部劇DVDの『ラトン・パスの闘い』(1951年/監督:エドウィン・L・マリン)を観る。牧場を支配しようとする性悪女に翻弄される男たちを描いた劇場未公開の西部劇です。テレビ放映時の邦題は『草原のウィンチェスター』ね。
ラトンの町にやってきたアン(パトリシア・ニール)は、大牧場主ピエール・シャロン(バジル・ライズデール)の一人息子マーク(デニス・モーガン)をとりこにし、結婚します。ピエールがマークに牧場を譲ったことから、アンは牧場を支配しようと画策。マークが自分の考えに同意しないものだから、アンは資本家のプレンティス(スティーブ・フォーブス)を誘惑し、彼と組んで牧場を買収します。激怒したマークは、かねてからマークを慕っていたレナ(ドロレス・ハート)の助けでそれまで利害が相反していたレナの叔父ポズナーと手を組み入植者たちと団結。アンは力づくで決着をつけようと、ラトンの町に来る時に駅馬車で一緒だった無法者のサイ(スティーブ・コクラン)を雇います。サイ一味の暴力に、争いが拡大していき……
妻が財産の半分の権利を有しているといっても、牧場は夫のものだからマークが買収を拒否すればすむ話だと思うのですが、アメリカの法律は違うのかなァ。前提が曖昧なので、今イチ作品にのれませんでした。パトリシア・ニールの悪女ぶりはグッド。それだけの作品で〜す。