本日も

nostalji2017-04-12

友人から届いた西部劇『立ち向かう男』(1953年/監督:エドワード・ルドウィグ)を観る。戦争に負けた南部の町を管理する民政官の不正を暴く男を描いた日本未公開作品です。
元南軍少佐のロックウェル(ジョン・ペイン)は、故郷の町を管理する民政官ロジャー・ヘイル(ライル・ベトガー)が権力をかさにきて私腹を肥やしていることを監察長官(チャールズ・エヴァンズ)に伝えますが、証拠が必要と言われます。帰郷したロックウェルは、ヘイルに取り入って住民から徴税。ヘイルが税金を横領していることに気づきますが……
おそろしくつまらない西部劇でした。主人公が何にもしないんですからね。不正帳簿を調べるのは監察長官だし、ヘイルが監察長官を殺した証拠を見つけるのはロックウェルの恋人ジェーン(コーリン・グレイ)ね。悪党ヘイルを撃ち殺すのはヘイルの愛人ローズ(ジャン・スターリング)と、主人公のロックウェルは撃たれて逃げ回るだけの、“立ち向かわない男”で〜す。