録画していた『エルサレム（２０１５）』（２０１５年／監督：ドロン＆ヨアヴ・バス）を観る。エルサレムで若者たちが怪物に襲われる劇場未公開のイスラエル製パニックホラーです。
サラ（ダニエル・ヤドリン）は、レイチェル（ヤエル・グロブグラス）とエルサレム観光中にケヴィン（ヨン・トゥマルキン）と仲良くなります。レイチェルの相手はオマール（トム・グラジアニ）。贖罪日に各地で爆発がおこり、サラたちは旧市街に閉じ込められます。地獄の門が開き、堕天使や蘇えった死者たちが現れ……
サラのグーグルグラスを通したＰＯＶ手法で恐怖を演出していますが、前半はエルサレムの観光ガイドにすぎません。嘆きの壁とか神殿の丘とかね。一人称のＰＯＶ演出は全体がよくわからず、私は好みじゃありません。怪物たちの造形もはっきりしません。蘇えった死者は羽根があってガーゴイル風で、噛まれたら同じ怪物になるのはゾンビ風。キリスト教・ユダヤ教・イスラム教に関係なく襲われるので宗教に差別はありませ〜ん。
