時代劇といっても

nostalji2017-07-24

録画していた時代劇『虎影』(2015年/監督:西村喜廣)を観る。莫大な財宝が秘められた金と銀の巻物をめぐる忍者アクションです。
妻子と平和に暮らす忍者・虎影(斎藤工)は、焔衆忍者の頭領・幻斎(しいなえいひ)に息子の孤月(石川樹)を拉致され、耶巌藩主・リクリ(津田寛治)から銀の巻物を盗み出すように幻斎に命じられます。妻・月影(芳賀優里亜)と耶巌城に忍び込みますが、用心棒として雇われていた忍者・鬼卍(三元雅芸)に阻まれ、月影が捕まって今度は幻斎の持っている金の巻物を奪わなきゃならなくなるのね。虎影は、一計を案じて……
まともな時代劇が作れないので、“赤影”に似せて作ったまがい物です。時代劇文化とは程遠い作品。斎藤工や三元雅芸は、ちゃんとした立回りが出来るのに惜しいですね。アクション・ホラー・コメディ・ヒューマンを詰め込んだゴッタ煮の面白さでなく、闇鍋の不味さだけが残る出来ばえで〜す。