墓参り

nostalji2017-09-24

お彼岸なので、母と一緒に父の墓参り。従弟妹が迎えにきてくれたので、叔母の家で談笑して1日終わりです。
移動や待ち時間に読んでいた春日太一:著の『時代劇は死なず』(河出文庫:2015年2月20日初版発行)を読了。傑作テレビ時代劇を牽引した“職人”たちの技術と熱意、果敢な挑戦をドキュメントした著者のデビュー作です。
スターでなく、美術や照明といった裏方を中心に過去から現在(2007年)までの時代劇の変遷を評言。著者は2014年に『なぜ時代劇は滅びるのか』で、時代劇を支える裏方が壊滅した状況を著していますが、今となっては職人集団の復活は不可能でしょうね。時代劇の製作本数が少なくなった現在、これからは職人集団が遺した技術を、1本1本作品にあわせて応用していくだけですな。そうした中で、新たな方法が出てくることを期待したいで〜す。