たまには邦画

nostalji2018-08-21

録画していた『破裏拳ポリマー』(2016年/監督:坂本浩一)を観る。往年のTVアニメを実写映画化した格闘ヒーローアクションです。
ストリートファイターとして金を稼ぐ破裏拳の達人・鎧武士(溝端淳平)は、刑事部長の土岐田(長谷川初範)から呼び出されます。警視総監だった武士の死んだ父親が危険な武器として開発中止したポリマースーツの開発が新しい警視総監(神保悟志)によって再開され、テスト版スーツが何者かによって盗難。それが犯罪に使われ、スーツ着用犯人に対抗できるのは、武士の父が開発したポリマースーツなんですが、それは武士の声紋にしか起動しません。使えるのは武士だけなのね。破裏拳ポリマーとなって捜査を進めるうちに巨大な陰謀が明らかになり……
原作のアニメは見てないのですが、『CASSHERN』(2004年/監督:紀里谷和明)や『ガッチャマン』(2013年/監督:佐藤東也)と同じようにこの作品も原作からかけ離れた内容になっている気がします。ポリマースーツをめぐる陰謀というグダグダしたストーリーは、タツノコプロのアニメヒーローにはそぐわないからです。仮面ライダーというか、一人戦隊モノというかといった感じのアクションで、CG映像も安っぽいし、製作費も考えたら実写アニメヒーローは、この程度のものしか作れないんですかね。世界でも知名度のあるアニメヒーローを、充分な製作費をかけて、世界を相手に商売する、そんな作品を作って欲しいで〜す。