ついでに

nostalji2018-09-15

録画していた『おじいちゃんはデブゴン』(2016年/監督:サモ・ハン・キンポー)を観る。サモ・ハンが主演も兼ねるカンフーアクションです。
ロシア国境近くの町で独りで隠居生活を送るディンは少し認知症ですが、かつては中央警衛局で要人警護にあたっていた拳法の達人。隣家の少女チュンファ(ジャクリーン・チャン)は孫のような存在で大の仲良し。チュンファの父レイ(アンディ・ラウ)がギャンブルで中国マフィアに多額の借金をし、脅されてロシアン・マフィアから宝石の入ったボストンバッグを盗んだことからディンもトラブルに巻き込まれます。レイの家が焼かれ、チュンファが中国マフィアに誘拐されたと思ったディンは……
『イップ・マン:継承』の時よりもさらに太ったサモ・ハンなので長回しのアクションはありませんが、体形に似合わず機敏な動きを見せています。短いカットとクローズアップが多くなるのは仕方ありませんな。ダメ親父役のアンディ・ラウですが、ロシアン・マフィアに追われて逃げるシーンではカンフー・スターらしい動きの早いアクションでお見事。内容的には、無駄なシーンや取って付けたようなシーンもあるんですが、ボケ老人と舐めてかかった悪党たちがボコボコにされる痛快さはたまりません。サモ・ハンの監督ということで、ユン・ピョウやツイ・ハークなど香港映画界のレジェンドたちがゲスト出演していま〜す。