日本が舞台で

録画していた『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』(2020年/監督:谷垣健治)を観る。サモ・ハン・キンポーのかつての人気シリーズをドニー・イェンでリメイクしたアクション映画です。

香港の刑事ファーロン(ドニー・イェン)は、結婚式の日に遭遇した銀行強盗を追跡し、警察署長を轢き殺しそうになり、デスク仕事へ左遷。あげくに婚約者からは別れを告げられ暴飲暴食で激太りします。強盗容疑者を日本まで護送することになりますが、その容疑者はヤクザに狙われており……

本物のデブだったサモ・ハン・キンポーと異なり、ドニー・イェンはメイキャップでのデブ。背景合成の映像といい、映画技術の進歩で何でもできるようになりましたね。歌舞伎町を模したセットは日本人監督ということでよく出来ており、違和感ありません。

ヤクザとつるんでいる悪徳刑事役で竹中直人が出演していますが、かつての持ちネタだったブルース・リーのマネをするところが良かったくらいで、後は臭くなるような下品なギャグばかり。中国人俳優の大仰なギャクも馬鹿々々しくて笑えません。カンフーアクションはさすがドニー・イェンで、キレがありま~す。

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