蒸し暑い時は

曇っていてムシムシ暑い時は何もする気がおきず、CDを聴きながらゴロゴロ。

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全部で20曲(「怨み節」から始まり、「芽衣子の夢は夜ひらく」まで)収録。梶芽衣子の歌手活動は、仕事の一環として日活作品で歌っていた時代、独自路線を敷いた東映作品時代、映画から離れて歌手活動の時代、前3時代のテイチクからポリドールへ移籍し歌手としてライト演歌路線へシフトした時代と、大きく四つに分けられます。サントラ音源からの収録はないので、“野良猫ロック”シリーズで彼女が歌った挿入歌がないのは仕方ないのですが、レコードデビュー曲の「仁義子守歌」が収録されていないのは残念。「あかね雲」「舟にゆられて」「挽歌」「芽衣子の夢は夜ひらく」など、これまで聴いたことのない曲もあって全体としては満足です。
「あかね雲」は、高倉健勝新太郎と共演した『無宿(やどなし)』のヒロインを感じさせる叙情性ある歌でグッド。「舟にゆられて」はソフトロックだし、「挽歌」は中島みゆき風。「夢は夜ひらく」は、色々な歌手が詞を変えて歌っていますが、梶芽衣子盤は現実を諦めた女の捨て台詞風で、彼女の特色を活かしており、締めの曲としてピッタリで~す。