ついでに

nostalji2019-01-18

西部劇DVDの『砦のガンベルト』(1967年/監督:ゴードン・ダグラス)を観る。劇場でリアルタイムで観て以来の再見です。
物語は、騎兵隊がインディアンに襲撃されて焼け落ちた砦にやって来たところから始まります。兵士たちの死体が山をなし、一挺の拳銃だけが残されていたという謎を発端に事件の経過が描かれていくんですな。
主人公はガンマンのチャカ(ロッド・テイラー)で、昔の恋人ベロニカ(ルチアナ・パルッツィ)とベロニカの姪ヘレナ(アンジェラ・ドリアン)が乗っている駅馬車に偶然出会い、砦まで護衛していきます。砦は飢えたインディアンに狙われており、チャカは砦の司令官バロア大佐(ジョン:ミルズ)にインディアンに食料を渡すように進言しますがバロア大佐は拒絶。インディアンに捕まった偵察員(ジェームズ・ホイットモア)を救出したり、バロア大佐の忠実な部下である軍曹(アーネスト・ボーグナイン)と殴りあいをして友情が芽生えたりしますが、結局、インディアンの襲撃を受けて全滅。チャカがどうなったかというと、それは見てのお楽しみ。
インディアンの襲撃を前にした絶望的な状況の中で、これまでの人生を見つめるという人間ドラマに比重がおかれており、西部劇としてのアクションは今イチ。それでも、この作品が西部劇初出演(テレビ西部劇『シャイアン』にゲスト出演はあるが)で初主演のロッド・テイラーは、この作品を自らプロデュースしており、西部劇に出たかったんでしょうなァ。