期待せずに

録画していた『サムライせんせい』(2017年/監督:渡辺一志)を観る。幕末から現代にタイムスリップした武市半平太が人々と交流する姿を描いたコメディ映画です。
投獄されていた武市半平太市原隼人)が目覚めると、そこは現代の高知。事情がのみこめない半平太は、地元の名士・佐伯(橋爪功)に助けられます。サムライ姿のまま半平太は佐伯が経営する学習塾を手伝い、住民たちの話題になり、佐伯の孫・虎之助(押田岳)のガールフレンド・サチコ(武イリヤ)が半平太を動画サイトへアップ。それを見たジャーナリストの楢崎梅太郎(忍成修吾)が高知へやって来ます。梅太郎は半平太より5年早くタイムスリップして現代にやってきた坂本龍馬で……
市原隼人武市半平太が素晴らしいです。キリッとした威厳ある風体で、真面目顔にコミカル演技をしています。暴走族相手の立回りでは殺陣の上手さを見せてグッド。もっと時代劇に出演して欲しいですね。何故タイムスリップしたのかなんてどうでもよく、カルチャーギャップの面白さを楽しむだけね。考証も侍の所作もしっかりできており、意外な良品で、満足、満足で~す。

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