昨日に続き

懐かしのテレビ時代劇『お庭番』の第2話「隠密野郎」(脚本:井出雅人、監督:中川信夫)を観る。

薩摩藩の密貿易の証拠をつかむために薩摩藩に潜入を命じられた相川丑之助(田中邦衛)は武芸百般まるでダメ。人の好さそうな顔と算盤勘定を買われて薩摩藩の勘定方に採用されます。薩摩藩の実権を握る安達隼人正(平幹二朗)に気に入られ、蔵の鍵まで預けられるほど信頼されますが、政敵の石黒兵部(松本克平)のクーデーターにより隼人正は失脚し、丑之助も蟄居。兵部の妹・みふゆ(坪内ミキ子)が丑之助を好きになり、丑之助は徒士組に潜入していた隠密・香取(長谷川哲夫)からみふゆを利用するように言われ、勘定方に復帰。丑之助がこれまでに知らせた情報をもとに幕府の観察使がやってきて幽閉中の隼人正に証言させようとしますが、藩を守るために隼人正は観察使と一緒に密売船もろとも自爆。香取が捕まり、拷問にあう姿を見かねて丑之助は香取の生命を断ってやりますが、丑之助も正体がバレます。連絡係りの隠密・甚内(中谷一郎)の水車小屋にたどり着きますが追っ手に囲まれ……

田中邦衛のおとぼけ振りが見どころのコミカルな作品。坪内ミキ子にしつこく追われて右往左往。隠密探索がリアルに描かれているので、全体としてはサスペンスあふれる展開になっていま~す。

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