時代劇から

録画していた『必殺仕事人2023』(脚本:西田征史、監督:石原興)を観る。1年に1回といったような感じで制作されているお馴染み時代劇。

鬼面風邪が蔓延し、疫病改方長官として天野(西村まさ彦)が就任します。渡辺小五郎(東山紀之)は、与力の増村(幾瀬勝久)に命じられて天野のお供をして、越前屋(正名僕蔵)が私財で建てた養生所へ。患者の人数に応じたお助け金が越前屋に給付されており、越前屋は鬼面風邪でない患者まで鬼面風邪と偽って隔離。涼次(松岡昌宏)の知りあいの町娘あかり(志田彩良)は、そのことを知って越前屋一味に殺されます。お菊(和久井映見)は仕事人に依頼してきたあかりの弟の頼みを受け、小五郎・涼次・リュウ(知念侑李)・陣八郎(遠藤憲一)が実行。しかし、越前屋の悪事の黒幕は天野。陣八郎の幼馴染の東庵(橋本じゅん)は評判のよい医者で、助手の文代(秋元才加)と鬼面風邪の特効薬を研究していましたが、天野に誘惑されて文代が成功した調合を自分のものにするために文代を殺します。完成した鬼面風邪の特効薬は金持ちしか買えない高額なもので……

コロナ騒ぎをモチーフにした一編。アマビエの根付まで出てきたのには笑ってしまいました。前半と後半の二段構えの仕事という構成はこれまでと同じ。殺し方は、平凡。陣八郎の死も、とってつけた感じで、感動できませ~ん。