息子期待で

録画していた『バッド・トレジャー』(2021年/監督:デヴィッド・ハックル)を観る。クリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッド主演のアクション映画。

ディラン(スコット・イーストウッド)は反社会性パーソナリティ障害と診断され、オルダーウッド医師(メル・ギブソン)の保護観察の下、仮釈放の身でしたが襲ってきた男をボコボコにして、急死した弟の葬儀にワシントン州の沖合の孤島に向かいます。かつてディランを殺人犯として逮捕したFBIのショーネシー捜査官(ファムケ・ヤンセン)は、ボコボコにされた男を発見してディランを追跡。ディランは島で長年迂遠だった母親と弟の家族や友人たちと会いますが、母親はディランを疫病神扱いして冷たい態度。葬儀に参加していたマッコイ海上保安官(タイリース・ギブソン)は、ショーネシー捜査官からの連絡でディランを逮捕しますが、コール(ケヴィン・デュランド)率いる武装集団が現れ、彼らに殺されます。島は武装集団に占拠され……

弟はコールから資金援助を受けて旧日本軍の隠し財産を探し、見つけて島に隠していたんですな。コールはディランが海軍特殊部隊にいた時の上司で、ボコボコにされた男はディランが邪魔になることを予想したコールが差し向けた殺し屋。コールが予想した通り、ディランは邪魔になる存在としてコールの部下たちと戦いを繰り広げます。

演出的には今イチのところがありますが、メル・ギブソンとスコットとの携帯でのやりとりが面白いのと、内容に矛盾のないしっかりした作り方をしているので悪くない出来といえま~す。