親父アクション期待で

録画していた『アイス・ロード』(2021年/監督:ジョナサン・ヘンズリー)を観る。救出機材を運ぶトラック野郎を描いたアクション映画。

カナダ北部の鉱山で爆発事故が起こり、作業員26名が生き埋めになります。酸素切れになるまでに救出機材を運ぶには、大型トラックで氷がとけ始めているウィニペグ湖のアイス・ロードを突っ切るしかありません。事故を想定して3台のトラックが用意され、リーダーのジム(ローレンス・フィッシュバーン)、マイク(リーアム・ニーソン)と弟のガーデイ(マーカス・トーマス)、兄が生き埋めになっているタントゥ(アンバー・ミッドサンバー)、保険会社のトム(ベンジャミン・ウォーカー)が3台に分乗して出発しますが……

アイス・ロードを走るだけではドラマにならないので、当然事件が起きますが、あの手この手で飽きさせません。PTSDの失語症だが腕のいい整備士のガーデイが兄のマイクを助けて事故対応していきます。今回のリーアム・ニーソンは特殊部隊出身ということでなく、タフなトラック野郎。悪党とのフェース・トゥー・フェースの格闘が中心です。ご都合主義的展開が多いですが、全体としてはよく纏まっていま~す。