歴史劇なので

録画していた『信虎』(2021年/監督:金子修介)を観る。武田信虎の晩年を描いた歴史劇。

物語は将軍・綱吉の時代に武田家が再興され、それに尽力した柳沢吉保柏原収史)が息子に武田信虎寺田農)の話をするところから始まります。足利義昭に仕えていた信虎は、信玄危篤の報を受け、末娘・お直(谷村美月)とわずかな家臣を連れて甲斐へ帰ることを決意。土屋伝助(これが遺作となった隆大介)の奮戦で織田軍が守備する信濃との国境を何とか乗り越え、息子・信簾(永島敏行)の高遠城にたどり着きます。信虎は高遠城に留め置かれ、孫・勝頼(荒井敦史)の政策を危惧。武田家存続のために人心を操る“妙見の術”を修行し、会得しますが……

信虎が甲府を開府して500年ということで、製作された作品。信虎が信玄によって甲斐を追放され、駿河の今川の世話になり、今川が滅んだ後、京に行ったということは知っていましたが、どんな人生を送ったのか知らなかったので楽しみにしていたのですが、内容は極めて退屈。衣裳・小道具など考証はしっかりしていますが、盛り上がるところがないんですよ。最後のオチも、何じゃコリャで~す。