昨日に続き

西部劇パーフェクトコレクションに収録されている『キスする強盗』と『赤い戦士』を観る。

『キスする強盗』(1948年/監督:ラスロ・ベネデク)は、フランク・シナトラキャサリン・グレイソンが共演したミュージカル。

カリフォルニアがスペイン領だった時代の物語。リカルド(フランク・シナトラ)が父の稼業を継ぐためにボストンから帰ってきます。父のホテルを管理していたチコ(J・キャロル・ナイシュ)から父の本業が盗賊だったことを知らされビックリ。チコたちの強い望で盗賊の首領になり、知事の馬車を襲撃。乗っていたのは知事の娘テレサキャサリン・グレイソン)で、リカルドはテレサに一目惚れ。テレサも政略結婚を強いられていることから、リカルドに惹かれます。リカルドは知事の屋敷に向かうテレサの婚約者を捕え、知事たちが婚約者の顔を知らないことを知って、テレサの婚約者にばけてチコと知事の屋敷に乗り込みますが……

間延びした演出と、面白くもないギャグで退屈な作品。シナトラもグレイソンも出演した作品の中で一番嫌いな作品と言っているのが納得できます。シナトラのやる気のなさが見ていてわかりますよ。フラメンコのダンサー役でリカルド・モンタルバン、アン・ミラー、シド・チャリスが出演していました。

『赤い戦士』(1951年/監督:ルー・ランダース)は、フレンチ・インディアン戦争を舞台に英軍に味方するインディアンの活躍を描いた物語。

イギリスとフランスが領地を巡って対立している1753年、デラウエア族の酋長の息子ハンノック(ジョン・ホール)は友人である英軍のワシントン大佐(ジェームズ・シーイ)と再会。仏軍との和平交渉に行ったワシントンが仏軍に捕まり、ハンノックが救出します。ハンノックの父シンギス酋長は中立を保っており、ワシントンはハンノックに英軍につくことを依頼。社交界の花エリザベス(メアリー・キャッスル)は仏軍のスパイでハンノックを誘惑します。エリザベスの仲間ジョン(ジョン・デナー)がシンギス酋長を殺したことからハンノックは英軍に味方することに決め……

仏軍に味方するインディンアンは白人と敵対する残虐な部族で、英軍に味方するインディアンは白人とは友好関係で勇敢な部族という50年代のありきたりのインディアン西部劇で~す。