興味が引かれて

友人に送ってもらった『シマロン峠の待ち伏せ』(1958年/監督:ジョディ・コープランド)を観る。クリント・イーストウッドがテレビ西部劇『ローハイド』でブレークする前に出演している西部劇です。

銃の密売人をとらえ、押収した新式ライフルをウエイバリー砦まで運んでいるブレイク軍曹(スコット・ブラディ)の分隊が、牛をアパッチに奪われた元南軍兵士のカウボーイの一団と遭遇。アパッチの土地をぬけるのにカウボーイの隊長プレスコット(フランク・ガースル)は、ブレイク軍曹たちと一緒に行動することを決めますが、北軍に母を殺された若者キース(クリント・イーストウッド)はブレイクに敵対心を持っています。アパッチに捕えられていたテレサ(マルギア・ディーン)を救出しますが、それは囮で、その隙に野営地が襲われ、馬が盗まれます。アパッチは馬を返す条件として押収したライフルの引き渡しを要求。ブレイクはそれを拒絶し、徒歩でウエイバリー砦へ向かいますが……

緊迫感のないダラダラした展開で、ツッコミどころもいっぱい。イーストウッドは、本作をZ級の最低映画と語っていますが、私はこれよりも酷い西部劇を何本も観ているので、それほどとは感じませんでしたけどね。だけど、C級以上の作品ではありませ~ん。