やっぱり新東宝時代劇

nostalji2006-06-13

録画していた『鍔鳴り三剣豪』(1959年・新東宝/監督:山田達雄)を観る。次々にチャンバラシーンがあるのは良いのですが、大名の若君や姫様が日中に何度も黒覆面の一団に襲われるのは困りものです。それも、家中随一の剣豪がついていてですよ。チャンバラにもっていくまでのドラマ作りができていないので、スリルもサスペンスもなく退屈なものになっているんですね。チャンバラさえ見せておけば大衆は満足する、という安易な制作態度を続ければ客も見離しますよ。新東宝がテレビの影響が出る前に倒産したのは、こんなところにも原因があると思いますねェ。
画像は『鍔鳴り三剣豪』の片岡彦三郎、嵐寛寿郎坂東好太郎
HP:チャンバラワールドの「新東宝の時代劇」に追加アップ⇒http://www.asahi-net.or.jp/~uy7k-ymst/chzak05/iroiro8.htm
朝刊はW杯一色。落ち込んでいる私の顔を見て、カミさんが一言、「野球の時と同じ顔をしてるわよ」だってさ。そういえば、WBCも2敗してあきらめていたら、アメリカがメキシコにまさかの敗退して、日本が決勝トーナメントに出場したんですよね。運が良ければ、この先どうなるか如何なるかわかりません。とにかくクロアチアに勝つこと!