録画していた『黒い乳房』（１９６０年・新東宝／監督：土居通芳）を観る。題名だけで観客を引き寄せようとする新東宝らしい作品で、内容はサスペンス映画ですが設定がムチャクチャなので、真面目に観れば観るほど笑えます。殺人犯の娘と、大会社の社長令嬢が異父姉妹というのは、笑えるテレビドラマ・大映テレビが踏襲しましたけどね。主演の小畑絹子は、三原葉子や前田通子のようなグラマーではありませんが、愁いのある美貌で意外とそそるんですよ。新東宝のエログロ路線に貢献した女優さんで、私のお気に入り（といっても最近ですが）の一人で〜す。
ＨＰ：放出美級迷画座の「新東宝の女優」に追加アップ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/sintoho2/stspn1.htm
エレベーター死亡事故に関する住民説明会に初めてシンドラー社の幹部が出席したとのこと。対応遅れに住民不満が出ているようですが、欧米の企業はどんなことで裁判沙汰になるかわからない状況では、謝罪なんかしないものです。自社に責任がないことがわかったので、出てきたのだと思いますよ。すぐに頭を下げて済ませようとする日本企業の体質もいいとは思いませんけどね。ところで、あのアパートに自治会があったのですかね。あれだけエレベーターの不具合があっても、役所に掛け合ったという話が出てきません。問題があっても他人任せにし、大事故が起きて初めて住民に説明しろ、だなんて後の祭りですよォ。
