和製メードドラマ

nostalji2006-06-29

録画していた“おトラさん”シリーズの、『おトラさん』と『おトラさんのホームラン』を観る。
柳家金語楼のキャラクターが、主人公のおトラさんのイメージとピッタリ一致して大人気となったテレビドラマ(KR=現TBSで、1956年4月6日〜59年10月25日放送)の映画化です。原作は西川辰美の4コマ漫画ですが、金語楼が有崎勉のペンネームでドラマ化しました。おトラさん(柳家金語楼)は、奥様の馬子(水之也晴美)が日野江家に嫁いだ時に一緒にやってきた女中で、身体の弱かった奥様に代わって何もかも一人で切り回し、今では日野江家の主のような存在です。子どものトリ江(川田孝子)やタツオ(日吉としやす)は実の親のように慕い、御主人の牛三(有島一郎)もおトラさんには頭があがりません。お豆(小桜京子)やおヤエ(若水ヤエ子)たち近所の女中仲間や、焼き芋屋の長さん(柳沢真一)たち商店の御用聞き連中のリーダー格でもあります。カエルを見ると引き付けをおこす癖がありますが、いつも明るく元気です。アメリカの“ニューズウィーク”誌に和製メードドラマとして紹介され、話題になったこともあるんですよ。
映画の方は、東宝で1957年から58年にかけて小田基義監督で、全部で6本製作されていま〜す。
「株で儲けたら、なぜいけない」という17歳の高校生の投稿があったので一言。株で儲けるのは、いけないことではありません。問題はやり方ですね。時代劇に出てくる悪徳商人のような、米を買い占めて値上がりを誘い暴利をむさぼるようなやり方は、許されないものです。