古典ホラーもいいものだ

nostalji2006-07-06

先日購入した380円DVDの『ジキル博士とハイド氏』(1920年/監督:ジョン・S・ロバートスン)を観る。スティーブンスン原作の『ジキル博士とハイド氏』は、『ドラキュラ』、『フランケンシュタイン』と並ぶ古典ホラーとしてこれまで何度も映画化されています。その中でも傑作の呼声高かったのが、『狂へる悪魔』の邦題で封切られたジョン・バリモア主演のこの作品なんですね。特撮技術なんてなかった時代なので、演技にたよるしかなく、ジョン・バリモアは熱演しています。ジョン・バリモアは、“世界一の横顔”と絶賛された彫りの深い端整な二枚目で、それが醜怪なハイド氏に変身した時のギャップの大きさに、当時の観客は度肝を抜かれたようです。セリフのない無声映画では演技者はどうしてもオーバーアクトになるのですが、ジキルの苦悩とハイド氏に変身してからの狂的な表情はオーバーアクトが気にならないくらいピッタシきまっていました。これは、歌舞伎の世界に通じる芸術で〜す。
HP:放出美級迷画座の「サイレント映画」にアップ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/zanmai05/sirent1.htm
W杯ドイツ大会は、イタリア対フランスで決勝が行なわれることになった。決勝ト−ナメントの試合はハイライトを見ていただけなのですが、改めて守りの重要性を認識しましたね。サッカーは点を取ることより取られないことに力点をおくべきです。4年後のW杯までに、日本も世界に通用する守りを構築して欲しいですねェ。