録画していた『新・座頭市(第1シリーズ)』の4話と5話を観る。第4話「月の出の用心棒」(監督:大田昭和、脚本:池田一朗・岩元南)は、妹を捜す浪人(石原裕次郎)と市との友情と対決を描いた物語です。裕次郎は視力を失いつつある剣客で、市に盲目剣法を教わるんですな。しかし、女郎となった妹(吉沢京子)の身請金を得るために、悪ヤクザの用心棒となり市と対決することになります。刀を鞘に収めるギコチなさ、裕次郎のチャンバラは見てられません。
第5話「牢破りいそぎ旅」(監督:大田昭和、脚本:中村努・岩元南)は、陰険な御用聞き(深江章喜)に捕えられた市が、番屋役人をコッソリ手に入れた簪で、必殺仕掛人みたいに倒していくところが新味でした。それに、表具師の若者(織田あきら)と大庄屋の娘(田坂都)の恋物語が絡んで展開していきます。
画像は、裕次郎が歌う主題歌「不思議な夢」のCDジャケット。レコードをCDで復刻したもので、ジャケットもレコードと同じ仕様になっています。復刻CDを作っている会社(MEG−CD)があるんですなァ。