今週も警視庁物語

東映チャンネルで放送された『警視庁物語・七人の追跡者』(1958年・東映/監督:村山新治)を観る。女を殺して会社の給料を奪った犯人を追う刑事たちの捜査を描いたシリーズ8作目。

マンホールから女性の扼殺死体が発見されます。刑事たちが捜査を開始し、被害者はマネキン製造会社の事務員と判明。被害者は社員の給料を銀行に受け取りに行ったまま行方不明になっていました。事件当日、被害者は男と黒い車で走り去ったのが目撃されており、刑事たちは被害者の男関係をあらいますが……

波島進に代わって、長田部長刑事役の堀雄二と行動を供にする刑事役として大村文武が出演。神田隆の捜査主任に、レギュラーの山本麟一と花沢徳衛、数合わせ的存在の渡辺刑事役の石島房太郎と高津刑事役の佐原広二を入れて七人の追跡者ね。

ラストの渋谷パンテオン前で繰り広げられる逮捕劇は、ゲリラ撮影によるもので、生の通行人のビックリしている様子が映し出され、臨場感があってグッド。パンテオンに五島プラネタリウム、東横のれん街、私が東京に転勤してきた時にはあったのですが、今はありませ~ん。