昨日に続き

録画していた『眠狂四郎無頼控・魔性の肌』(1967年・大映/監督:池広一夫)を観る。シリーズ唯一の私が未見だった作品。

矢場の女・おえん(久保菜穂子)と気楽に過ごしていた狂四郎(市川雷蔵)ですが、闕所物奉行・朝比奈(金子信夫)から将軍が公家に贈る黄金のマリア像を京都まで運ぶ護衛を依頼されます。そのマリア像は天草四郎が所持していたもので、狙っているのは邪教を信じる黒指党。狂四郎は報酬として朝比奈の娘・ちさ(鰐淵晴子)の身体を要求。輸送隊は黒指党に襲撃されますが、マリア像は男装したちさによって別途運ばれます。おえんも狂四郎を追って京へ。

狂四郎誕生の黒ミサ・シーンから始まり、『女妖剣』の池広一夫らしいエロチズム満開です。色仕掛けで迫る長谷川待子、岩風呂に誘う渚まゆみ、そして裸にされるのは京にいるという狂四郎の姉のことを狂四郎に知らせる三木本賀代。

円月殺法と対決するのは黒指党の首領で狂四郎と同じ混血の成田三樹夫。“剣とエロ”の特長をいかした作品になっていま~す。