B級役者ばかり

nostalji2011-12-08

録画していた『座頭市果し状』(1968年・大映/監督:安田公義)を観る。凶盗が荒らしまわる秩父にやってきた市が、医者の順庵(志村喬)と知りあうんですな。旅の途中で市をからかった凶盗一味の二人が市に斬られ、一味の女(野川由美子)が仲間に知らせます。凶盗一味は地元のヤクザ松五郎(土方弘)を脅して松五郎の織場の2階に隠れており、絹市場を独占しようとする松五郎は市に邪魔され、両者は市を狙いますが……
主題歌「座頭市子守唄」はマカロニ的曲調で、内容もマカロニウエスタン的です。凶盗の首領がメキシコ山賊的な小松方正で、短刀投げ(井上昭文)や短銃使い(北条寿太郎)という飛び道具を相手にするのね。目先を変えていますが、出来はイマイチです。ラストで市と対決する凶盗の用心棒(待田京介)が、家出した医者の息子だったという因縁話になっています。市は短銃で撃たれて傷ついていますが、たいしたハンデじゃないです。
画像は野川由美子。市に命を助けられて改心するのね。どんな悪い奴でも、市は女を殺さな〜い。